2024年11月より上出耳鼻咽喉科医院を承継して小寺町耳鼻咽喉科医院を開業します。上出文博先生は当地の小松市小寺町にて35年の長きにわたり耳鼻咽喉科診療を行い、地域医療に非常に尽力されてこられ、尊敬の念に堪えません。地域の方々に愛される医院の敷地では毎年夏にお祭りが行われており、承継後も引き続きコミュニティに親しまれることを願い、医院に小寺町の名を付けることにしました。私は2002年に金沢大学医学部を卒業し、同年金沢大学耳鼻咽喉科学教室に入局しました。北陸3県の総合病院の耳鼻科で診療を行い、2016年より2024年9月まで小松市民病院耳鼻咽喉科にて勤務しました。小松市民病院での経験を活かして重症の患者さんは病院と連携し、当地のかかりつけ医として地域医療に貢献したいと考えています。耳鼻咽喉科で扱う領域は広く、聴覚、嗅覚、味覚、平衡覚など人間の大切な感覚を取り扱います。また人間の営みに不可欠である嚥下が難しくなる嚥下障害や、咽頭がん、喉頭がん等の頭頸部悪性腫瘍も耳鼻咽喉科で扱っています。耳、鼻、のど、めまいなどの困った症状があればお気軽にご相談ください。耳鼻咽喉科医院は地域における社会的共通資本、いわば『コモン』であると考えています。上出先生からのバトンを受け取ったことに感謝し、コミュニティの皆さんが気軽に立ち寄り、また診察することによって安心して日々の営みを行えるクリニックを目指したいと思っています。